トレンドを先取りして、YouTubeの長尺動画で収益を上げ続ける方法
「飽和攻撃」。初めて聞いたときは何のことやらと思ったけれど、考えてみるとなかなか味のある言葉だ。YouTubeを始めた頃の私は、最初から正解を引き当てたかった。一本目から大当たりして、投稿すれば再生され、タイトルを変えれば一気に伸び、チャンネルをいくつも展開すれば大儲け。もちろん現実はそんなに甘くない。
私のやり方
2.1 飽和攻撃
「飽和攻撃」。初めて聞いたときは何のことやらと思ったけれど、考えてみるとなかなか味のある言葉だ。YouTubeを始めた頃の私は、最初から正解を引き当てたかった。一本目から大当たりして、投稿すれば再生され、タイトルを変えれば一気に伸び、チャンネルをいくつも展開すれば大儲け。もちろん現実はそんなに甘くない。何かを始めて成功するのは、一発で正解を出せたからではない。試して、何が間違っているかを一つずつ見つけていくからだ。タイトルが弱ければ変える。サムネイルが弱ければ差し替える。タグがずれていれば付け直す。ジャンルが合わなければ別のジャンルを試す。視聴者層が合わなければ別の層で検証する。アカウントに問題があれば作り直す。踏みそうな落とし穴を一通り踏んで、失敗の原因を一つずつ消していく。最後に残った方向が、答えかもしれない。要するに、私のいう飽和攻撃は二つに尽きる。失敗を、自分が否定されたと受け取らず、落とし穴を一つ消せたと考えること。そして、判断をデータに任せられるだけの規模で試すことだ。
2.2 ジャンルの見つけ方
2.2.1 長く需要が続くジャンル
ジャンルを探すとき、私は多くの人と少し違うところを見る。最近ヒットした動画を追うより、過去に大当たりしたものを調べる。AIを使って、幅広い音楽を網羅する6291種類のジャンルのリストを作り、なじみのある人が多い順に並べた。ジャズのように世界中の人にすっと伝わるものほど優先する。次にAIで各ジャンルの過去のヒットを探し、自分の目で確かめてから、その音楽を生み出すためのプロンプトを逆算する。ほかの作業手順は「私藏人间」コーチのやり方とほぼ同じなので、ここでは省こう。
一度でもヒットしたジャンルなら、その需要は本当にあったということだ。見せ方を変えれば、今も再生してもらえる余地がある可能性は高い。私はそう考えている。ただし、これは私の仮説であって定理ではない。本当に成り立つかは、数多く試してデータで確かめるしかない。現時点での答えは15/94だ。
2.2.2 トレンドを先取りする
Codexに世界各地の祝日や行事を表にまとめてもらい、世界中で知られているものかどうかで分類した。対象となる人が多い行事ほど優先する。私はたいてい、その行事の1か月前には動き始める。理由は単純で、長尺動画は反応が出るまでに時間がかかるからだ。当日に投稿したら、おすすめに載り始める前に旬が終わってしまう。私にとって話題を追うというのは、当日を狙って参入することではなく、先に場所を取っておくことだ。
2.3 タイトルをどう作るか
長尺動画は、タイトル次第で再生数が大きく変わる。私は100を超えるアカウントを運営していて、一巡するたびに100本以上の動画にタイトルを付ける必要がある。一本ずつ手で書くのは無理だし、AIに好き勝手に書かせるわけにもいかない。そこで、自分が判断するときの基準を一つのスキルにまとめ、同じ考え方でまとめて作れるようにした。
2.3.1 まず「何の音楽か」を確かめてから言葉を選ぶ
このスキルにジャンル選びは任せない。読み取るのは、実際の曲調、楽器、歌声、言語、ターゲット市場、それに私がすでに決めた見せ方だけ。言葉の調子は曲に合わせる。ジャズなら気だるく、エレクトロニックなら力強く。どの音楽にも同じ型を当てはめたりはしない。
2.3.2 キーワードを探してからタイトルを書く
Google Trendsで三つの期間の検索人気度を比べさせる。過去5年で長期的な需要と季節性を、過去12か月で現在の人気のベースラインを、過去30〜90日で直近の変化を見る。そこにYouTubeの検索結果も合わせて、主軸のキーワード、補助的なキーワード、ロングテールキーワードを整理する。人気だからといって、音楽に合わない言葉を無理に押し込んではいけない。もう一つ決めていることがある。実データが取れなかったらそう明示し、人気度のスコアを作り上げないこと。GPTは大まじめな顔ででたらめを言うことがあるからだ。
2.3.3 的の同心円で、タイトルの冒頭で何を打ち出すかを決める
的の中心は曲調、楽器、歌声、音色。中ほどの輪は場面、時間、用途。外側の輪は視聴者層、年齢、気分。一番外の縁は発見、反応、好み、物語。
2.3.4 スキルが役に立つかは、何を与えるかで決まる
スキルはあくまでルールの集まりだ。どれだけ細かく決めても、与えた素材以上のタイトルは出てこない。だから私は、手間の半分以上を、手本になるタイトル集めと構造の分析に使う。良いタイトルを見つけたら、一つずつ分解する。冒頭で何を伝えるか、音楽ジャンルをどこに置くか、ロングテールキーワードをどう組み込むか、英語のキーワードをどこに置くか、全体の長さとリズムはどうか。元のタイトルをため込むだけで終わらせず、共通点をルールにしてスキルに反映する。この更新はずっと続ける。手本のストックが古いままだと、スキルもだんだん鈍くなる。スキルは私の判断力を増幅してくれるものだ。タイトルの良し悪しを見抜く目は、やはり自分で鍛えなければならない。
2.4 再生数が伸びてから、どう広げるか
あるジャンルで再生数が伸び始めたら、私は二つの方向に広げる。横に広げる方法と、縦に深める方法だ。
2.4.1 横に広げる。見せ方を変えて別の視聴者に届ける
すでに手応えのある音楽ジャンルはそのままに、見せ方を変え、新しい層にも響くかを改めて確かめる。何をどう変えるかを考えるときは、先ほどの的の同心円が役立つ。ジャンルごとに、そのジャンルならではの持ち味がある。
2.4.2 縦に深める。ライブ配信で視聴を取りこぼさない
ジャンルが伸び始めてから、私が一番重視するのはこれだ。なぜか。動画が一本当たると、それを嗅ぎつけてまねする人たちがやってくる。サムネイルをまねし、タイトルをまねして、こちらの視聴者を持っていく。私は彼らを「横取り組」と呼んでいる。彼らが来れば、自分のところに来ていたはずの再生がいくらか分散する。来るのは止められない。それなら、横取りされる分を先に自分で取りにいこう。具体的には、ライブ配信だ。自分の長尺動画と同じサムネイル、タイトル、説明文を使って配信する。今のところ予想をかなり上回っていて、元の動画よりも再生数が伸びる配信もあり、RPMまで動画を上回ることがある。一度にいくつも利点がある。横取り組に流れていたところを自分で押さえられる。ライブ配信自体も収入になる。元の動画の勢いが残っているうちに、その視聴を配信で引き継げる。
2.5 再生が止まったチャンネルをどう立て直すか
私がチャンネルが「死んだ」と言うのは、再生が伸びなくなったという意味だ。YPPが停止されたという話ではない。私の最初のチャンネルも、YPPに参加した後に再生数が崖から落ちるように急減した。私がこうしたチャンネルを立て直す方法は二つある。
2.5.1 ジャンルを変える
絶対に、一つのアカウントを同じジャンルに縛り続けないでほしい。実際、私のチャンネルは、まるで違うジャンルに切り替えても持ち直した。
2.5.2 ジャンルはそのまま、見せ方を変える
同じ音楽でも、呼び方を変えただけでもう一度ヒットすることがある。キーワードの使い方が大事だ。仮に「重低音」が過去に実績のあるヒットジャンルだったとしよう。「ジャズの重低音」「DJの重低音」「男性ボーカルの重低音」など、いろいろな組み合わせで打ち出せる。中身は同じでも、検索やおすすめから入ってくる入口が変われば、届く視聴者も変わる。
2.6 リスクとの付き合い方。アカウント停止を恐れない理由
複数のアカウントをまとめて運営していると、アカウント停止は避けられない。私の100を超えるアカウントのうち20個が停止され、その中の2個はすでにYPPの条件を満たしていた。停止されても、私はそれほど動揺しない。気が強いからではなく、費用のかかり方がそうさせるのだ。アカウント一つが10元、動画一本が3元。すでにYPPに参加していても、止まったならそれはそれで仕方がない。大事なのは身につけた運営の仕方だ。どういう仕組みで伸びるかが分かれば、私はもう一つ作って同じように伸ばせる。
三、経験から考えたこと
3.1 立ち上げと運営のルール
複数のアカウントで始める。少なくとも20個。複数のテーマを並行して試し、通常は一つのテーマを5つのアカウントで検証する。各アカウントで3〜5本投稿し、データを見て続ける価値があるかを決める。ゼロから一を繰り返す。一つのジャンルにいつまでもしがみつかない。次のジャンルのほうがきっと素直に伸びてくれると思っていい。クリック率も平均視聴時間も普通なのに再生数が伸びないなら、問題は制作ではなくジャンルのほうにある。
3.2 YPPへの参加をゴールにしない
YPPへの参加は入場券を手にしたにすぎない。入ってからも、再生数が伸びない、RPMが低いといった問題は起こる。私も最初にYPPに参加したチャンネルで再生数が急落した。十数本続けて投稿しても、どれも再生数は100回台だった。どんなジャンルにも周期がある。一つのジャンルだけで一生食べていけるなんてことはない。だから私の目標は「いいジャンルを守り抜く」ことではない。伸びるうちに十分取り切って、終わったら次のジャンルにつなげることだ。見せ方を変えたり配信したりするのもそのためで、どちらもジャンルの寿命を延ばす方法だ。
3.3 手本を数多く見て、そこから学んだことを蓄積する
手本にするチャンネルをたくさん見ていると、前の自分には理解できなかったやり方にいくつも出会う。たとえば、あるチャンネルは十数本の動画すべてに同じタイトルを付け、サムネイルもほんの少しずつ変えただけだった。それなのにどの動画もヒットし、チャンネルは元気に続いていた。すんなり理解できるだろうか。「それではどれも同じ内容と見なされるのでは」と思うだろう。実際にはそうならなかった。こういう断片的な知識を十分に蓄えていくと、自分なりの考え方、自分なりの戦い方をまとめられるようになる。
四、最後に
何かに取り組むなら、深く掘ろう。私が掘り下げたいのは、特定のジャンルよりも、ここまで書いてきた方法そのものだ。一つのことに力を注ぎ、何度も振り返る気持ちがあれば、時間が答えを出してくれる。日々懸命に生きている一人ひとりへ。がんばろう。
天の助けがあり、吉にして、利あらざるなし。